ジョルジョ・アガンベン(Giorgio AGAMBEN)
1942年ローマ生まれ。ヴェネツィア建築大学(IUAV)美学教授。イタリア現代を代表する哲学者。著書に、1970年『中味のない人間』(岡田温司・岡部宗吉・多賀健太郎訳、人文書院、2002年)、1977年『スタンツェ』(岡田温司訳、ありな書房、1998年)、1993年『バートルビー』(高桑和巳訳、月曜社、2005年)、1995年『ホモ・サケル』(高桑和巳訳、以文社、2003年)、1996年『人権の彼方に』(高桑和巳訳、以文社、2000年)、1998年『アウシュヴィッツの残りのもの』(上村忠男・廣石正和訳、月曜社、2001年)、2000年『残りの時』(上村忠男訳、岩波書店、2005年)、2002年『開かれ』(岡田温司・多賀健太郎訳、平凡社、2004年)などがある。論文集『思考の潜勢力』(伊語版2005年)は月曜社より刊行予定。
訳者 :
上村忠男(うえむら・ただお)
1941年生まれ。思想史家。著書:『ヴィーコの懐疑』(みすず書房、1988年)、『クリオの手鏡』(平凡社、1989年)、『歴史家と母たち』(未来社、1994年)、『ヘテロトピアの思考』(未来社、1996年)、『バロック人ヴィーコ』(みすず書房、1998年)、『歴史的理性の批判のために』(岩波書店、2002年)、『超越と横断』(未来社、2002年)、『グラムシ 獄舎の思想』(青土社、2005年)。訳書:ヴィーコ『学問の方法』(共訳、岩波文庫、1987年)、アントニオ・グラムシ『新編・現代の君主』(青木書店、1994年)、G・C・スピヴァク『ポストコロニアル理性批判』(共訳、月曜社、2003年)、カルロ・ギンズブルグ『歴史を逆なでに読む』(みすず書房、2003年)、G・C・スピヴァク『ある学問の死』(共訳、みすず書房、2004年)など多数。
堤康徳(つつみ・やすのり)
1958年生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了。イタリア文学専攻。慶応義塾大学、東京外国語大学非常勤講師。著書:『サッカーファンのためのイタリア語』(アルダ・ナンニーニとの共著、白水社、2002年)。訳書:カルロ・ギンズブルグ『裁判官と歴史家』(上村忠男との共訳、平凡社、1992年)、アンドレーア・デ・カルロ『夢の終着駅』(東京書籍、1993年)、ピエル・ヴィットーリオ・トンデッリ『ぼくたちの自由を求めて』(東京書籍、1994年)、アーダ・ゴベッティ『パルチザン日記』(平凡社、1995年)、アントニオ・タブッキ『黒い天使』(青土社、1998年)、マヌエル・プイグ『グレタ・ガルボの眼』青土社、1999年)、イタロ・ズヴェーヴォ『トリエステの謝肉祭』(白水社、2002年)など。