谷川雁の黙示録風革命論
河野靖好

¥3,600 (税別)

2025年07月03日取次搬入予定

  • 刊行年月:2025年7月
  • 46判並製384頁
  • 縦188mm×横130mm×束25.5mm
  • 重量380g
  • 本体価格3,600円

ISBN:978-4-86503-208-6 C0010

 

 

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谷川雁の苦闘と絶望を森崎和江『闘いとエロス』から救い出し、雁の思想の最深部に迫る。闘争をともにした「戦友」が60年の時を経て結晶させた、数ある谷川雁論のなかの最良の達成。
【本書は2024年10月に私家版として刊行された『谷川雁の黙示録風革命論』に2019年執筆の「谷川雁の東洋思想的階級意識論」をあわせて1冊としたものです】

酒井隆史氏推薦「本書を通してわたしたちが知らされるのは、戦後のプロレタリアのたたかいとそのもちえた質のいまだくみつくされざる遠大な射程である。谷川雁を註釈するということは、そのたたかいの深みと幅をたどるということなのだ。谷川雁という戦後最高の詩人、思想家についてこれまで書かれた最高の論考である。筆者にしかなしえなかった仕事だろう」。

主要目次

I 谷川雁の黙示録風革命論
第一部 私のなかの〝死〟――三池の死者は我々のなかに孕まれていた
第二部 三池の死者たちを撃つために
第三部 わが組織空間
II 谷川雁の東洋思想的階級意識論
「無の造型〔プラズマ〕――私の差別「原論」」をめぐる私の試論
資料
わが組織空間(谷川雁)
無〔プラズマ〕の造型――私の差別「原論」(谷川雁)
あとがき

河野靖好(かわの・やすよし)
1939年、長野県茅野市生まれ。1960年、早稲田大学第一文学部哲学科に入学。安保反対闘争に参加。1961年、社会主義学生同盟「SECT6」派の結成に参加。1962年、大正炭坑争議支援の学生部隊として筑豊に居住。大正鉱業退職者同盟書記、部落解放同盟中間支部の書記などを経て、その後、手技治療医学を学び、1984年「河野カイロプラクティック院」開設、治療師の活動に専心。2018年『大正炭坑戦記』(花書院)出版。

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