不完全なレンズで 回想と肖像
ロベール・ドアノー

¥2,200 (税別)

堀江敏幸[訳]

パリを愛し、パリに愛された写真家の、言葉のスナップショット。

  • 刊行年月:2010.9
  • 46判変型(タテ188mm×ヨコ121mm)
  • 並製小口折カバー装336頁(写真43点)
  • 本体価格2,200円
  • ISBN978-4-901477-76-5

パリを愛し、パリに愛された写真家の、言葉のスナップショット。街と人、写真をめぐる31の話、唯一のエッセイ集、待望の刊行。
達意の訳文と周到な解説による新鮮なドアノー像!
写真43点を収録(日本版オリジナル)。

「書き手としてのドアノー」堀江敏幸
2014年6月1日に郡山市立美術館でおこなわれた「ロベール・ドアノー写真展」(会期終了)での講演会の採録です

原書: Robert DOISNEAU, A L’IMPARFAIT DE L’OBJECTIF ; souvenirs et portraits, Actes Sud, 1995 / Belfond, 1989.

目次

木でできた写真
「デ・ププリエの抜け道」におけるアジェ氏
簡潔な要約と気泡
黒い手帖
映画
工場の煙
ヴィラ・メディチとパヴィヨン・ミミール
ブレーズ・サンドラール
フランソワ・カヴァンナ
DATARの任務を負って
パリのジャック・プレヴェール
孤独な散歩
露天商たち
モード写真
ビストロ
画家たち
ジョルジュ・ブラック
フェルナン・レジェ
パブロ・ピカソ
コンスタンティン・ブランクーシ
ル・ヴェジネのモーリス・ユトリロ
ポール・レオトー
アンドレ・ヴィニョー
素朴派の画家と「ブリュット」な芸術家たち
名前たち
ブラッサイ
アンドレ・ケルテス
アンリ・カルティエ=ブレッソン
ウィリー・ロニス
エドゥアール・ブーバ
集合写真
コローク、暴力、戦争ヌード
ヌード
フォトジェニーと美女
ブリコラージュと科学的写真
分析ラボ
写真-批評

訳注

レンズの半過去形で—-ロベール・ドアノー 訳者解説

紹介記事

  • 清水眞砂子氏書評(「婦人之友」2011年6月号「わたしの本棚」欄)
  • 訳者寄稿関連記事(「朝日新聞」2011年3月3日付夕刊「文化」欄「パリ郊外めぐる出会い」)
  • 間室道子氏(青山ブックセンター六本木店)書評(「YOMIURI ONLINE」「本よみうり堂 書店員のオススメ読書日記」2011年1月13日付)
  • 池内紀氏書評(「毎日新聞」2011年1月9日付「毎日の本棚」欄)
  • 鈴村和成氏書評(「文藝」2011年春季号「BOOK REVIEW」欄)
  • 港千尋氏書評(「アサヒカメラ」2011年1月号「BOOKS 今月の新刊書籍」欄)
  • 木部与巴仁氏書評(「フィガロジャポンオフィシャルサイト madame FIGARO.jp」2010年12月17日付「読んだ一冊 探した一冊」)
  • 無記名氏書評(「日本経済新聞」2010年11月28日付「読書」欄)
  • 暮沢剛巳氏書評(「信濃毎日新聞」2010年11月21日付「読書」欄)
  • 石川直樹氏書評(「朝日新聞」2010年11月7日付「読書」欄)
  • 大竹昭子氏書評(「KINOKUNIYA BOOKLOG 書評空間」2010年11月5日付)
  • 笠間直穂子氏書評(「週刊朝日」2010年11月5日号「週刊図書館:話題の新刊」欄)
  • 鹿島茂氏書評(「週刊文春」2010年11月4日号「週刊図書館:私の読書日記」欄)
  • 江口宏志氏書評(「装苑」2010年12月号「SO-EN Jam:Good Book」欄)
  • 東直子氏書評(「毎日新聞」2010年10月27日付夕刊「文化」欄「文芸時評10月」)

ロベール・ドアノー(Robert Doisneau)
1912年、パリ南郊のジャンティイで生まれ、その後を同じパリ郊外のモンルージュですごした。リトグラフの工房に勤めたのち、1931年、写真家に転向。1934年から約5年間、ルノー社の専属として広告・工業写真を担当する。第2次世界大戦中には、レジスタンスに加わる。1946年にラフォ通信社に参加し、その後、1949年に初の写真集『パリ郊外』(La banlieue de Paris)を作家ブレーズ・サンドラールの文章を添えて刊行。 1994年にパリで死去。

訳者:
堀江敏幸(ほりえ・としゆき)
1964年生まれ。作家、仏文学者。現在、早稲田大学文学学術院教授。
パリ、フランスを舞台にした作品に『郊外へ』『おぱらばん』『子午線を求めて』『ゼラニウム』『魔法の石板——ジョルジュ・ペロスの方へ』『河岸忘日抄』などがある。『郊外へ』では、ドアノー、サンドラールについてふれている。写真にかかわるものでは、エルヴェ・ギベール『幻のイマージュ』の翻訳がある。

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