60年安保から1968年の反乱、そしてその後の運動へと、透徹した視座から「革命」と「政治」の本質を考え抜いてきた思想家・活動家である長崎浩。彼による60年ブント論、北一輝論から近年の政治論まで、その重要論考を精選。70年代の政治活動を初めて語ったロングインタビュー「『遠方から』の時代」を併録。解題・年譜を付す。
推薦文:
笠井潔 「日本の〈68年〉革命の思想的精髄がここにある」
市田良彦 「未来の政治を語る言葉は、ここからはじまる」
高祖岩三郎 「長崎浩の叛乱/政治論が21世紀のコミュニズムを投射する」
目次
Ⅰ 革命論の方向転換
階級のゆくえ
物象化と自然の叛乱
コミューン
党と国家――コミューンの憑依態として
コミューンと近代
私学校宣言
Ⅱ ブントという経験
六〇年ブント 「党をめざす党」の盟約
「理論」に憑かれた党
ブントと革共同
Ⅲ 叛乱共同体と固有の党
言語の永久革命――レーニンにおける政治言語の構造
倫理としての党 ルカーチ
北一輝・故郷出奔
Ⅳ 政治思想への架橋
六八年の何が政治思想を促したか
永遠の序章 六八年と共同体
第三勢力の徘徊
インタビュー:「遠方から」の時代(聞き手=長谷川大・安藤歴)
資料:『遠方から』総目次
解題:長谷川大・安藤歴
あとがき
長崎浩略年譜
初出一覧