多様体 第6号(第1期終刊号)特集:展開/分岐

¥2,600 (税別)

  • 刊行年月:2024.9
  • A5判並製320頁
  • 210×148×18mm
  • 367g
  • 本体価格2,600円
  • ISBN978-4-86503-193-5
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到着ではなく展開、終極ではなく分岐。多様体はここに回路を開く。哲学者の最初期散文、20世紀古典の新訳2篇、書店現場論のほか、図書館マンガ、現役書店員の写真作品、現役芸人の小説第一作など多彩な寄稿を揃える。記憶喪失をめぐる木澤佐登志の論考、サミュエル・ウェーバーの来日講演覚書を特別掲載。造本設計は太田明日香。

目次

◆特集
Caffeine House|りんごちゃんのおとまり図書館
フィリップ・ラクー=ラバルト|眠れる者たち|柿並良佑訳
濱崎崇|幼年時代
河村純哉|どんぶり感情
大塚真祐子|書店員の仕事はシット・ジョブなのか?
ジョルジュ・バタイユ|ラスコーあるいは芸術の誕生|荻野厚志訳
アンリ・ベルクソン|時間の本性について――『持続と同時性』第三章|永野拓也訳

◆特別掲載
サミュエル・ウェーバー|ディスジャンクティヴについての簡潔な応答
木澤佐登志|ネット空間における集合的記憶喪失についての素描――ザ・ケアテイカー×ロストウェイヴ×イシナガキクエ
有地和毅|本を〈使う〉――本を新たに社会実装するための試論(3)

◆投稿
鈴木康則|エリック・ヴェイユ、暴力と対話の哲学者(3)『哲学の論理学』序文、訳と注(その2)

◆連載
ハンス・カイザー|アクロアシス 第5回:ユリウス・シュヴァーベ「ハンス・カイザー ――伝記的あとがき」|竹峰義和訳
檜垣立哉|中野幹隆とその時代 第5回:哲学書房の「臨床哲学」――もうひとつの「臨床哲学」の可能性
山内志朗|肉の形而上学 第3回:声のキアスム
佐野衛|思想と時空 第4回:現代の科学
佐藤健一|店長日記 第4回
鎌垣英人|書店空間の定点観測 第5回:出版産業〈書店〉の没落と界隈〈本屋〉の興隆

◆リプリント
中野幹隆|編集後記三篇ほか

著訳者一覧
編集後記

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