古井由吉――永劫回帰の倫理
築地正明

¥3,000 (税別)

2022年12月13日取次搬入予定

  • 刊行年月:2022年12月
  • 46判並製304頁
  • 縦188×横125×束18mm
  • 275g
  • 本体価格3,000円
  • ISBN:978-4-86503-156-0 C0095
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古井由吉はなぜ厄災と戦争と病を書きつづけたのか。その文学の深みに迫り、批評史の新展開へ挑む、新鋭による作家論の決定版。

安藤礼二氏推薦「滑稽にして厳粛、遊行者にして予言者、無縁となった無数の死者たちの「墓守」……。繰り返される厄災の記憶のなかで、表現の聖なる主体が立ち上がる。そこでは、《永遠の現在》と歴史が、見ることと聞くことが、現実と虚構が、生と死が一つに入り混じり、あらゆる時間、あらゆる「私」の共生が可能になる。論理と情熱が共振する、未曾有の作家論にして文学論がここに生まれた。」

目次

目次:
聖、民俗と記憶
折り重なる厄災の記憶
病者の光学と「私」の消失――『山躁賦』について
完全過去の精神と永遠の現在
言葉の音律に耳を澄ます――翻訳と創作の関係について
反復する「永遠の今」
エッセイズムとは何か
見者という現象――既視感と予言について
見者と聖耳――視覚と聴覚の関係について
先祖になること
永劫回帰の倫理
出典
あとがき

築地正明(つきじ・まさあき, 1981-)
福岡生まれ。立教大学、武蔵野美術大学、京都芸術大学ほか非常勤講師。2019年に刊行された『わたしたちがこの世界を信じる理由――『シネマ』からのドゥルーズ入門』(河出書房新社)で注目される。共著に『古井由吉――文学の奇蹟』(同前、2020年)、共編書に古井由吉『私のエッセイズム』(同前、2021年)など。

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