1982年刊行の代表作(冬樹社、1982年; 講談社、2009年)。印刷と装いを一新し、写真家自身がディレクションに加わった決定版。
『写真よさようなら』から『光と影』までのぼくのほぼ十年間、それは、写真への、自分への、他者への、様々な懐疑や好意、そしてきりのないわだかまりなど、それらすべてがないまぜになりながらあがいていた時期だったのだろう。:森山大道
◎シリーズ「森山大道写真集成」の特徴――初期の名作を初版当時の画像サイズのまま再現し、トリプルトーンの印刷で新生させる決定版シリーズ。写真家自身による当時の回想、撮影にまつわるエピソード、撮影場所など、貴重なコメントを付して、資料的な側面も充実。
既刊――『狩人』/『写真よさようなら』/『にっぽん劇場写真帖』/『光と影』/『1960−1982 東京工芸大学写大ギャラリーアーカイヴ』