船乗り、反逆者、流れ者――ハーマン・メルヴィルの物語とわたしたちの世界
C・L・R・ジェームズ

¥3,600 (税別)

吉田裕[訳]

  • 刊行年月:2026年8月
  • 46判並製312頁
  • 本体価格3,600円
  • ISBN:978-4-86503-229-1 C0098

『白鯨』をはじめとするメルヴィル作品の現代性を回復させ、移民問題、国境管理の歴史に切り込む、カリブ海地域文学批評の古典的重要作。「本書は、アメリカ合衆国からの強制送還についてのもっとも雄弁な抗議の書である。そして何よりも、ハーマン・メルヴィルへの賛辞にほかならない」(スチュアート・ホール)。

原著:C. L. R. James, Mariners, Renegades, and Castaways: The Story of Herman Melville and the World We Live In, Self-Published by the Author C. L. R. James, 1953.

目次

献辞
導入
第一章 船長と乗組員
第二章 危機
第三章 破局
第四章 小説と現実
第五章 神経症と知識人
第六章 作品、作者、そして時代
第七章 当然だが必然的な結論
解題 壁のなかで耳を澄ます
訳者あとがき

著者:C・L・R・ジェームズ(Cyril Lionel Robert James, 1901-1989)
トリニダード生まれ。20世紀以後の世界的な脱植民地化運動に多大な影響を与え続けた小説家、歴史家、政治活動家。日本語訳に、第三インターナショナルの創設と崩壊を論じた『世界革命1917~1936』(風媒社、1971年)、ハイチ革命についての歴史書『ブラック・ジャコバン』(大村書店、1991年;増補新版2002年)、クリケット研究と自伝を組み合わせた『境界を越えて』(月曜社、2015年)など。

訳者:吉田裕(よしだ・ゆたか, 1980-)
中央大学准教授。カリブ文学、カリブ海地域の思想及び文化専攻。著書に『持たざる者たちの文学史』(月曜社、2021年)。訳書にスチュアート・ホール/ベル・フックス『アンカット・ファンク』(人文書院)、スチュアート・ホール/ビル・シュワルツ『親密なるよそ者』(人文書院)、ジョージ・ラミング『私の肌の砦のなかで』(月曜社、2019年)など。

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