叢書・エクリチュールの冒険

到来する共同体
ジョルジョ・アガンベン

品切

上村忠男[訳]

完売→新装版

共同体の問いを再定礎するアガンベンの政治哲学の鍵となる代表作。

  • 刊行年月: 2012.8
  • B6変型判上製160頁
  • 本体価格1,800円
  • 18cm
  • ISBN978-4-901477-97-0

バタイユ、ブランショ、ナンシーが投げかけた共同体の(不)可能性への問いを、アガンベンは再定礎する。古代から現代まで、哲学から文学までを縦走横断し、存在と倫理、単独者と救済などの諸関門を経巡って、問いは深められていく。アガンベンの政治哲学の鍵となる代表作、ついに翻訳なる。来たるべき民主主義のために街路へ出て、戦車と対峙しようとするすべての人々のもとへ。

「叢書・エクリチュールの冒険」第3回配本 【本書の造本について:ひまわり色の本文紙に墨のインクで刷りました。見た目のシンプルさを重視したいため、帯は付しません。】

原書: La comunità che viene, Bollati Boringhieri, 2001.

目次

1 なんであれかまわないもの
2 リンボから
3 見本
4 生起
5 個体化の原理
6 くつろぎ
7 マネリエス
8 悪魔的なもの
9 バートルビー
10 取り返しがつかないもの
11 倫理
12 ディム・ストッキング
13 光背
14 偽名
15 階級のない社会
16 外
17 同名異義語
18 シェキナー
19 天安門

取り返しがつかないもの
I
II
III

二〇〇一年の傍注――夜のティックーン

訳者あとがき

紹介記事

  • 「紀伊國屋じんぶん大賞2012——読者と選ぶ人文書ベスト30」第23位(読者推薦コメント:竹花進さん)
  • 岡本源太氏書評(「週刊読書人」2012年10月26日号「政治哲学の領域に踏み込む――詩と政治の蝶番として」)
  • 紹介記事(「ブレーン」2012年11月号「エディターズ・チェック 編集部が街で気になった様々なデザイン」)
  • ナガタ氏書評(「本が好き!BOOKニュース」2012年9月13日付「中身も装丁も超カッコいい哲学書シリーズ。エクリチュールの冒険」)

ジョルジョ・アガンベン(Giorgio AGAMBEN)
1942年ローマ生まれ。イタリアの哲学者。著書に、1970年『中味のない人間』(岡田温司・岡部宗吉・多賀健太郎訳、人文書院、2002年)、1977年『スタンツェ』(岡田温司訳、ありな書房、1998年;ちくま学芸文庫、2008年)、1978年/2001年『幼児期と歴史』(上村忠男訳、岩波書店、2007年)、1982年/1989年『言葉と死』(上村忠男訳、筑摩書房、2009年)、1990年/2001年『到来する共同体』(上村忠男訳、月曜社、2012年、本書)、1993年『バートルビー』(高桑和巳訳、月曜社、2005年)、1995年『ホモ・サケル』(高桑和巳訳、以文社、2003年)、1996年/2010年『イタリア的カテゴリー』(岡田温司監訳、みすず書房、2010年)、1996年『人権の彼方に』(高桑和巳訳、以文社、2000年)、1998年『アウシュヴィッツの残りのもの』(上村忠男・廣石正和訳、月曜社、2001年)、2000年『残りの時』(上村忠男訳、岩波書店、2005年)、2002年『開かれ』(岡田温司・多賀健太郎訳、人文書院、2004年;平凡社ライブラリー、2011年)、2003年『例外状態』(上村忠男・中村勝己訳、未來社、2007年)、2005年『涜神』(上村忠男・堤康徳訳、月曜社、2005年)、2005年『思考の潜勢力』(高桑和巳訳、月曜社、2009年)、2007年『王国と栄光』(高桑和巳訳、青土社、2010年)、2008年『事物のしるし』(岡田温司・岡本源太訳、筑摩書房、2011年)、2009年『裸性』(岡田温司・栗原俊英訳、平凡社、2012年)などがある。

訳者:
上村忠男(うえむら・ただお)
1941年兵庫県生まれ。思想史家。著書:『ヴィーコの懐疑』(みすず書房、1988年)、『歴史家と母たち』(未來社、1994年)、『ヘテロトピアの思考』(未來社、1996年)、『バロック人ヴィーコ』(みすず書房、1998年)、『歴史的理性の批判のために』(岩波書店、2002年)、『超越と横断』(未來社、2002年)、『グラムシ 獄舎の思想』(青土社、2005年)、『韓国の若い友への手紙』(岩波書店、2006年)、『無調のアンサンブル』(未來社、2007年)、『現代イタリアの思想をよむ』(平凡社ライブラリー、2009年)、『ヴィーコ』(中公新書、2009年)、『知の棘』(岩波書店、2010年)、『カルロ・レーヴィ『キリストはエボリで止まってしまった』を読む』(平凡社、2010年)、『ヘテロトピア通信』(みすず書房、2012年)など。訳書: G・C・スピヴァク『ポストコロニアル理性批判』(共訳、月曜社、2003年)、エンツォ・パーチ『関係主義的現象学への道』(編訳、月曜社、2011年)、スパヴェンタ/クローチェ/ジェンティーレ『ヘーゲル弁証法とイタリア哲学』(編訳、月曜社、2012年)のほか、ヴィーコ、クローチェ、グラムシ、プラーツ、エーコ、ネグリ、ヴァッティモ、ギンズブルグ、アガンベンなど多数。

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