叢書・エクリチュールの冒険

エウメスヴィル あるアナークの手記
エルンスト・ユンガー

¥3,500 (税別)

田尻三千夫[訳]

異形の未来小説(1977年作)

  • 刊行年月: 2020.03
  • 46判並製464頁
  • 本体価格3,500円
  • 18.8 x 13 x 2.8 cm
  • ISBN 978-4-86503-095-2

〈大破壊〉後の架空の都市国家に生きる一青年の任務と日常に仮託して、来たるべき人間と社会の趨勢を描いた、ユンガーの知られざる長篇小説。『大理石の断崖の上で』『ヘリオーポリス』に続く本作で、ユンガーはついに、独裁者たちが巨大な森へと消失する未来を幻視する。稀代の魔術的リアリストが描く、異形のSF世界。【叢書・エクリチュールの冒険、第16回配本】

原著:Eumeswil, Krett-Cotta, 1977.

目次

師たち
限定と安全
ナイトバー・メモ
カスバの一日
町での一日
森について
エピローグ
訳者あとがき

紹介記事

  • 前田良三氏書評(「図書新聞」2020年06月20日付「文明社会の生態系を知り尽くした老いた「マタギ」の手になる「SF小説」――語りのなかに夥しい数の歴史上の人名や出来事への言及を織り込む」)

エルンスト・ユンガー(Ernst Jünger)
1895-1998。20世紀ドイツの作家。近年の訳書に以下のものがある。『ユンガー?シュミット往復書簡 1930−1983』(山本尤訳、法政大学出版局、2005年)、『労働者――支配と形態』(川合全弘訳、月曜社、2013年)、『ユンガー政治評論選』(川合全弘編訳、月曜社、2016年)、『ガラスの蜂』(阿部重夫/谷本愼介訳、田畑書店、2019年)。

訳者:田尻三千夫(たじり・みちお)
1948年生まれ。東京大学名誉教授。ドイツ近現代文学研究・紹介。訳書にエルンスト・ユンガー『ヘリオーポリス』(上下巻、国書刊行会、1985~1986年)、アルトゥール・シュニッツラー『ウィーンの青春――ある自伝的回想』(みすず書房、1989年)、ヴォルフガング・ケッペン『ユーゲント』(同学社、1992年)、インゲボルク・ヴェーバー゠ケラーマン『子ども部屋――心なごむ場所の誕生と風景』(白水社、1996年)、ヨアヒム・ハインリヒ・カンペ『新ロビンソン物語』(鳥影社、2006年)など。

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