叢書・エクリチュールの冒険

脱構築の力 来日講演と論文
ロドルフ・ガシェ

¥2,700 (税別)

宮﨑裕助[編訳]

日本版オリジナル論集第2弾

  • 刊行年月: 2020.01
  • 46判並製272頁
  • 本体価格2,700円
  • 18.8 x 12.4 x 2.2 cm
  • ISBN 978-4-86503-094-5

ド・マン、デリダ亡き後、脱構築思想の命運を担ってきた主導的哲学者の日本版オリジナル論集第2弾。2014年の来日講演を全収録し、デリダ追悼論文のほか、文芸批評における脱構築の理論的射程を初めて解き明かした記念碑的論文「批評としての脱構築」(1979年)を併載。ハイデガー、アーレント、デリダの思考との対決を経てその先へ。【叢書・エクリチュールの冒険、第15回配本】

目次

はじめに
Ⅰ デリダ以後の脱構築
1 脱構築の力
2 批評としての脱構築
3 タイトルなしで
Ⅱ 判断(アーレント)と省察(ハイデガー)
4 思考の風
5 〈なおも来たるべきもの〉を見張ること
訳者あとがき

紹介記事

ロドルフ・ガシェ(Rodolphe Gasché)
1938年ルクセンブルク生。ニューヨーク州立大学バッファロー校比較文学科卓越教授。専門は哲学、比較文学、批評理論。著書の日本語訳に『いまだない世界を求めて』(吉国浩哉訳、月曜社、2012年)。

編訳者:
宮﨑裕助(みやざき・ゆうすけ)
1974年生。新潟大学人文学部准教授。著書に『ジャック・デリダ』(岩波書店、2020年1月)など。

訳者:
入江哲朗(いりえ・てつろう)
1988年生。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程在籍。著書に『火星の旅人』(青土社、近刊)。
串田純一(くした・じゅんいち)
1978年生。早稲田大学ほか非常勤講師。著書に『ハイデガーと生き物の問題』(法政大学出版局、2017年)。
島田貴史(しまだ・たかふみ)
1986年生。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程在籍。共訳書にマーティン・ヘグルンド『ラディカル無神論』(法政大学出版局、2017年)
清水一浩(しみず・かずひろ)
1977年生。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程単位取得退学。訳書にマルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』(講談社選書メチエ、2018年)など。

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