パリを愛し、パリに愛された写真家の、言葉のスナップショット。街と人、写真をめぐる31の話、唯一のエッセイ集、待望の刊行。
達意の訳文と周到な解説による新鮮なドアノー像!
写真43点を収録(日本版オリジナル)。
■「書き手としてのドアノー」堀江敏幸
2014年6月1日に郡山市立美術館でおこなわれた「ロベール・ドアノー写真展」(会期終了)での講演会の採録です
原書: Robert DOISNEAU, A L’IMPARFAIT DE L’OBJECTIF ; souvenirs et portraits, Actes Sud, 1995 / Belfond, 1989.
目次
木でできた写真
「デ・ププリエの抜け道」におけるアジェ氏
簡潔な要約と気泡
黒い手帖
映画
工場の煙
ヴィラ・メディチとパヴィヨン・ミミール
ブレーズ・サンドラール
フランソワ・カヴァンナ
DATARの任務を負って
パリのジャック・プレヴェール
孤独な散歩
露天商たち
モード写真
ビストロ
画家たち
ジョルジュ・ブラック
フェルナン・レジェ
パブロ・ピカソ
コンスタンティン・ブランクーシ
ル・ヴェジネのモーリス・ユトリロ
ポール・レオトー
アンドレ・ヴィニョー
素朴派の画家と「ブリュット」な芸術家たち
名前たち
ブラッサイ
アンドレ・ケルテス
アンリ・カルティエ=ブレッソン
ウィリー・ロニス
エドゥアール・ブーバ
集合写真
コローク、暴力、戦争ヌード
ヌード
フォトジェニーと美女
ブリコラージュと科学的写真
分析ラボ
写真-批評
訳注
レンズの半過去形で—-ロベール・ドアノー 訳者解説