表象02

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特集:ポストヒューマン

  • 刊行年月:2008年4月10日発売
  • A5判並製304頁
  • 本体価格1,800円
  • ISBN:978-4-901477-62-8

「ポストヒューマン」という概念あるいは着想を起点として現代を思考すること。それは、「人間」という概念のもとで保証されていた統一が失効したあとの世界について問いかけることにほかならない。いま、人間は何へと生成変化しようとしているのか。哲学と科学、倫理と技術を横断する知の地平がここに出現する。

目次

◆巻頭言◆
「人間以後」の世界|松浦寿輝

◆特集◆ポストヒューマン
インタビュー:可塑性のポストヒューマンな未来—-再生医療から死の欲動へ|カトリーヌ・マラブー|聞き手=門林岳史+西山達也
共同討議:ポストヒューマニズムの余白に—-リダンダンシー、ハビトゥス、偶発性│北野圭介+坂元伝+佐藤良明+リピット水田堯+山内志朗
翻訳:ヴァーチャルな身体と明滅するシニフィアン|キャサリン・ヘイルズ|訳=滝浪佑紀
ブックガイド:サイボーグ/メディア/エンボディメント/フェミニズム/動物

◆投稿論文◆
無対象都市—-イワン・レオニドフのマグニトゴルスク・プロジェクトをめぐって|本田晃子
ファシズムとモダニズムのアポリア—-ボッタイとヴェントゥーリの芸術戦略|鯖江秀樹
中国のモダニズム絵画と「ローカルカラー」—-一九三〇年代東京での李仲生のシュルレアリスム作品をめぐって|呉孟晋
追悼の政治—-ジャック=ルイ・ダヴィッド《マラーの死》について|阿部成樹
ヴィンチェンツォ・ガリレイのモノディ実験作品をめぐって—-ダンテ・ラメント・ジェンダー|岡部宗吉
作劇と情熱—-水木洋子の『浮雲』脚色|大久保清朗
冒険は生を何処へ投げるのか—-リルケが求めるハイデガーの読み|串田純一
輪郭を救うこと、文字通りになること—-ジル・ドゥルーズの美学と哲学における超越論的変形をめぐって|千葉雅也

◆書評+ブックガイド◆
複製技術という問題と高級・大衆芸術としての映画—-竹峰義和『アドルノ、複製技術へのまなざし』|長谷正人
「アングル」と「運動」—-コリン・マッケイブ『ゴダール伝』|畠山宗明

 

表象文化論学会(The Association for Studies of Culture and Representation)
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