クラカウアー、エイゼンシュテイン、アルンハイム、バザンらの映画理論を受け継ぎながら、分析美学と認知科学を駆使し、メディアの具体的な構造や観客の体験を出発点にして根本的な問いに答える、動画時代の扉をひらく哲学講義。
原著:THE PHILOSOPHY OF MOTION PICTURES, 2007
¥4,500 (税別)
寺町英明[訳]
クラカウアー、エイゼンシュテイン、アルンハイム、バザンらの映画理論を受け継ぎながら、分析美学と認知科学を駆使し、メディアの具体的な構造や観客の体験を出発点にして根本的な問いに答える、動画時代の扉をひらく哲学講義。
原著:THE PHILOSOPHY OF MOTION PICTURES, 2007
序章 映画の理論へ
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第一章 芸術としての映画
写真への懐疑
懐疑論者の論証
純粋物理的因果性論証
制御論証
美的関心論証
懐疑論者への応答
ラウンド2:因果性論証
制御論証の再検討
再び美的関心論証へ
懐疑論者の第二前提はどうだろうか?
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第二章 メディウム固有性
メディウムとは何か?
メディウム固有性
メディウム固有性の代表的考察
レッシングの遺産
メディウム固有性論証
メディウム固有性への抵抗
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第三章 映画とは何か
映画を定義する
xを見ること vs xの動画を見ること
分離された表示体
ムービング・イメージ
タイプ、トークン、テンプレート
二次元性
より単純な理論とはどのようなものか?
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第四章 ムービング・ピクチャー ――ショット
錯覚テーゼ
透明性テーゼ
コード・テーゼ
認識プロンプト・テーゼ
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第五章 ムービング・イメージ――映画的シークエンス化と映画的叙述
1 映画的シークエンス化
映画言語仮説
注意操作仮説
可変フレーミング
2 映画的叙述
問答的叙述
完結性
問題、解決モデル
フラッシュバックとフラッシュフォワード
映画はどのように問いを投げかけるのか?
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第六章 感情とムービング・イメージ
1 観客と感情
感情全般
情動
2 大衆映画における観客と登場人物とのいくつかの感情的な関係
同一化
同一化の感染モデル
非対称的な情動
共起する情動状態 vs 接続される情動状態
ベクトル的に収束する情動状態
シミュレーション説
共感
連帯感
ミラー反射
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第七章 評価
哲学的問題としての映画の評価
古典的な解決法
ムービング・イメージの古典的な評価に対する代替案――多元的カテゴリー・アプローチ
しかし……
映画の価値?
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参考文献
訳者解説
索引
著者:ノエル・キャロル(Noël Carroll)
1947年ニューヨーク生まれ。ニューヨーク市立大学大学院センター哲学部門卓越教授。アメリカ美学会元会長。専門は美学、映画の哲学、社会・文化理論など。日本語訳に『批評について──芸術批評の哲学』(森功次訳、勁草書房、2017年)、『ホラーの哲学──フィクションと感情をめぐるパラドックス』(高田敦史訳、フィルムアート社、2022年)がある。
訳者:寺町英明(てらまち・ひであき)
1985年香港生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。論文に「寝そべって見る革命──動画、気散じ、統覚の変容をめぐる美学的考察」(「美術手帖」第17回芸術評論[2026]【一席】)