小さな男爵トランプの旅と冒険
インガソル・ロックウッド

¥3,800 (税別)

小澤正人[訳]

  • 刊行年月:2026年10月
  • 46判並製420頁
  • 本体価格3,800円
  • ISBN:978-4-86503-230-7 C0097

19世紀末のアメリカで出版された、架空諸国への冒険奇譚。腕のない騎士、月の山々、見通せない霧、歌うくしゃみ人、個人教師たち、主のいない港、風食い人、彫刻家たちの島、ゆっくり人、大いなる暗黒の森、跳ねとび人、ネプトゥーヌスの大鍋、太陽の王国、ゴ・グ・ラーの島、まんまる人……。旅する少年は愛犬とともに幾多の危機を乗り越える。21世紀に思いがけない再評価を得た本作を初訳、訳者による懇切な解説を付す。叢書エクリチュールの冒険、第28回配本。

原書:Travels and Adventures of Little Baron Trump and His Wonderful Dog Bulger(1889)

著者:インガソル・ロックウッド(Ingersoll Lockwood, 1841-1918)
米国の外交官、法律家、作家。代表作に、本書『トランプ小男爵と彼の素晴らしい犬バルジャーの旅と冒険』(原題直訳、1890年)と、その続編で、北極付近の入口から地下の国へ赴く『トランプ男爵の驚くべき地底旅行』(1893年)などがある。米国の世情を背景に近年再注目された『1900年、最後の大統領』(1896年)は、米国大統領選挙にポピュリストで銀本位制支持の人物が勝利する架空の歴史を描く作品。国内の暴動が内乱状態に発展し、アメリカが壊滅する様子が描かれている。

訳者:小澤正人(おざわ・まさと, 1953-)
愛知県立大学外国語学部名誉教授。イギリス文学研究者。著書『ユートピアの誘惑――H・G・ウェルズとユートピア思想』(三恵社、2018年)。翻訳書にダニエル・ピック『戦争の機械――近代における殺戮の合理化』(法政大学出版局、1998年)、エドワード・ブルワー=リットン『来るべき種族』(月曜社、2018年)、H・G・ウェルズ『モダン・ユートピア』(月曜社、2024年)、ウィリアム・ヘンリー・ハドスン『水晶の時代』(月曜社、2026年)がある。

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