水晶の時代
ウィリアム・ヘンリー・ハドスン

¥3,800 (税別)

小澤正人[訳]

  • 刊行年月:2026年4月
  • 46判並製284頁
  • 本体価格3,800円

ISBN:978-4-86503-221-5

傷のない澄んだ水晶のような未来は、果たして楽園か否か。『ラ・プラタの博物学者』の著者として知られるハドスンによる古典的SF小説A Crystal Age(1887年)の初訳。植物採取中に崖崩れに巻きこまれた主人公は、遠い未来へと飛ばされてしまう。そこでは、大規模なカタストロフの後に築かれたとおぼしい、穏やかな農業共同体が営まれていた。19世紀のユートピア小説の代表作のひとつに数えられる、〈ポスト・アポカリプス〉の異世界を怜悧に描いた先駆的作品。叢書エクリチュールの冒険、第27回配本。

著者:ウィリアム・ヘンリー・ハドスン(William Henry Hudson, 1841-1922)
アルゼンチンに生まれ、イギリスで活躍した著述家、博物学者。日本語訳には以下のものがある。エッセイに『ラ・プラタの博物学者』(原著:1892年。訳書:岩田良吉訳、岩波文庫、1934年。長澤純夫ほか訳、講談社学術文庫、1998年)、『鳥たちをめぐる冒険』(原著:1913年。訳書:黒田晶子訳、講談社学術文庫、1992年)、『はるかな国 とおい昔』(原著:1918年。訳書:寿岳しづ訳、岩波文庫、1937年)など。小説に、『緑の館』(原著:1904年。訳書:柏倉俊三訳、岩波文庫、1972年。河野一郎訳、ちくま文庫、1997年)など。

訳者:小澤正人(おざわ・まさと, 1953-)
愛知県立大学外国語学部名誉教授。英文学者。著書『ユートピアの誘惑――H・G・ウェルズとユートピア思想』(三恵社、2018年)。翻訳書にダニエル・ピック『戦争の機械――近代における殺戮の合理化』(法政大学出版局、1998年)、エドワード・ブルワー=リットン『来るべき種族』(月曜社、2018年)、H・G・ウェルズ『モダン・ユートピア』(月曜社、2024年)がある。

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