無能力批評[増補完全版]
杉田俊介

¥3,400 (税別)

  • 刊行年月:2026年3月
  • 46判448頁
  • 本体価格3,400円

ISBN:978-4-86503-220-8

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ゼロ年代フリーター/ロスジェネ運動の渦中から生まれた伝説的批評が再起動。無能さ/弱さ/障害性からはじまる無条件無能力主義を打ちたてた、ケア論、当事者研究の先駆にして画期的な批評集に、書き下ろし論考約100頁を増補し全面的にアップデート。まさにいま必要とされる一冊。※初版『無能力批評――労働と生存のエチカ』大月書店、2008年。

目次

はじめに――〔増補完全版〕についてのことわり書き

フリーターリブのために――無条件無能力主義とは何か(二〇二五)
ロスジェネ運動とは何だったのか
階級としてのプレカリアート
「敵」としての新自由主義
自己責任/社会責任/自由
生存運動とは何か――フリーターリブに向けて
無能運動とは何か――存在論的引きこもりのために
反資本主義と水子/ヒルコ的なものたちの弁証法

誰に赤木智弘氏をひっぱたけるのか?――「「丸山真男」をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」に応答する
ニート/バートルビー――生まれてこなかったことを夢見るイエス
1 ニート
2 バートルビー
0 (わたし)
無能ノート
Ⅰ 生存――ニーチェ
Ⅱ 潜勢力――アガンベン
Ⅲ 邪悪――『ジョジョ』の世界
Ⅳ 無能神学に向けて
自立と倫理――障害/欲動/動物倫理
Ⅰ リベラリズムと自立生活テーゼ
Ⅱ カントとオートノミー
Ⅲ カントとともにある『寄生獣』、『寄生獣』によるカント
無能力批評ABC
A 労働・アナーキー・ユートピア
B ウーマンリブ、遭遇――自己道徳/社会正義/子殺しの倫理
C 「青い芝の会」の闘争、あるいは無能力のメルティングポイント
ALS・自然死・家族介護――いちヘルパーの小規模な日常から
「弱者男性」と内なるモテ幻想――メンズリブのためのノート
東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』のクリティカル・ポイント――ゲーム的リアルと労働のメタリアル
宇多田ヒカルのパッション【ver.2】

加藤智大の暴力
(1)労働について。
(2)ウェブ社会について。
無能神学のために――立岩真也氏を追悼する
あとがき

杉田俊介(すぎた・しゅんすけ)
1975年、神奈川県生まれ。批評家。著書『宮崎駿論』NHKブックス、『長渕剛論』毎日新聞出版、『非モテの品格』集英社新書、『宇多田ヒカル論』毎日新聞出版、『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か』集英社新書、『橋川文三とその浪曼』河出書房新社、『神と革命の文芸批評』「対抗言論叢書」法政大学出版局、『男がつらい!論』ワニブックスPLUS新書、『男性解放批評序説』ホーム社、『鬱病日記』晶文社、ほか。

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