50年以上にわたり、京都の人と街を撮りつづけている写真家の集大成。ありそうでない京都写真集。1972-2014年撮影。モノクロ328点収録。「懐かしい、ひたすら懐かしい写真です」(冷泉貴実子 冷泉家時雨亭文庫 常務理事)。「あられもない京都が目にしみる」(井上章一 『京都ぎらい』著者)。本書は、『地図のない京都――ぼくの散歩帖』(径書房、1992年)と一部で写真が重なりますが、再編集のもと内容を一新したものです。
新版 地図のない京都
甲斐扶佐義(写真)
¥3,000 (税別)
- 刊行年月:2025年11月
- B5変形判並製320頁(1C)
- 本体価格3,000円
ISBN:978-4-86503-214-7
目次
1. 生活圏、散歩コース*今出川〜鞍馬口、川端〜千本
2. 準散歩コース*今出川〜御池、川端〜千本、+川端より東の鞍馬口〜三条
3. 仕事場付近、中心街*御池〜京都駅、千本〜鴨川
4. 生活圏、散歩コース*東山区
5. 北
6. 西
7. 南
焼失写真
撮影エリア(地図)
あとがき
甲斐扶佐義(かい・ふさよし)
1949年大分生まれ。1968年同志社大入学(除籍)。1972年京都の対抗文化の拠点となる喫茶店、ほんやら洞を仲間たちとオープン(2015年焼失)。2015年京都美術文化賞受賞、2023年京都府文化賞功労賞受賞。主な写真集に『笑う鴨川』(リブロポート)、『Kids』(京都書院)、『京都猫町さがし』(中公文庫)、『路地裏の京都』(道出版)、『京都ほんやら洞の猫』(エディション・エフ)ほか多数。共著に『夢の抜け口』(杉本秀太郎・文、青草書房)など。