HAPAX III-1  特集=革命

¥2,200 (税別)

2025年04月21日取次搬入予定

  • 刊行年月:2025年4月
  • 46変型判368頁
  • 縦188mm×横130mm×束幅22mm
  • 重量365g
  • 本体価格2,200円
  • ISBN:978-4-86503-203-1 C0010
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この時代にあえて「革命」を問う。コミューン、叛乱、ヒップホップ、パレスチナ……世界の各所で開示された「新たな生」はどのような未来をさし示しているのか。これまでのリベラルや左派の政治とは全く逆の「脱構成」という視点から「政治」や「この生」を根底から変えるべく、「革命」を問い直し、「革命」からすべてを見つめ直す。2013年に創刊、政治と思想の最前線を発信してきた理論誌が第III期に突入。

目次

★特集=革命

【革命/脱構成】
討議「革命について」
「構成的権力を脱構成する――革命の政治哲学に向けて」山下雄大
Commentary「革命に向けて学び続けること【副題に寄せて】」長谷川大
「〈外〉のパッション――エックハルト、シモーヌ・ヴェイユにおける脱構成的瞬間」守中高明
「SFのよい使い途」モーリス・ブランショ(髙山花子訳)
Commentary「預言的なものは日常にある――ブランショ「SFのよい使い途」に寄せて」髙山花子
Book Review「革命は内在であり、アナーキーは非‐規定性である――江川隆男『内在性の問題』」長谷川大
Book Review「〈わからなさ〉と組織なき自己組織化――大畑凛『闘争のインターセクショナリティ』」髙山花子
Book Review「過剰の方へ、法外なものたちへ――北川眞也『アンチ・ジオポリティクス』」大畑凜

【コミューン】
「武装する愛――ベン・モレアが語る「闘争としての生」」ベン・モレア(聞き手=アリエル・イスラ&高祖岩三郎)
「サパティスタ・オートノミー――脱構成の実験?」ジェローム・バシェ(小田巻郁哉訳)
「サパティスタ・エンクエントロ2024――報告書、およびストップ・コップ・シティについて」クライムシンク(小田巻郁哉訳)
Commentary「サパティスタはなぜ世界革命の前線なのか【】」長谷川大
「北米コミューン滞在記」小田巻郁哉
Book Review「ハックルベリー・フィンとその仲間たち――マニュエル・ヤン『バビロンの路上で』」早助よう子
Book Review「ケア、この「粗雑」にして「乱暴」なるもの――真木悠介『気流の鳴る音』」山下雄大

【生】
「存在論的中絶と革命」石川義正(聞き手=長谷川大&髙山花子)
Commentary「「あってもなくてもいい存在」、そして別の生――『存在論的中絶』および石川義正インタビューに寄せて」長谷川大
Book Review「解き放たれる〈非〉性――石川義正『存在論的中絶』」大山載吉
Book Review「低次唯物論と「供犠」をめぐって――ニック・ランド『絶滅への渇望』」長谷川大
Book Review「大衆蜂起は〈死の欲動〉なのか――笠井潔『自伝的革命論』」長谷川大

【恩寵】
「罪人のたわ言――NORIKIYO×富田克也往復書簡」NORIKIYO×富田克也
「ヒップホップの神様――シモーヌ・ヴェイユの黒人霊歌と解放」彫真悟
Commentary「恩寵としての無血テロ――「ヒップホップの神様」に寄せて」髙山花子
「祝祭と反乱」ジョゼップ・ラファネル・イ・オッラ(HAPAX訳)
Book Review「「下層民」とは何か――良知力『向う岸からの世界史』」長谷川大
Book Review「雷鳴は戦いのはじまりだった――呉叡人『フォルモサ・イデオロギー』」髙山花子

★小特集=パレスチナ

「海とセキュリティ・フェンスの狭間で――パレスチナにおける植民地的抽象とジェノサイド」イアン・アラン・ポール(北川眞也訳)
「無感性的暴力――パレスチナにおける植民地的取り締まりとアナーキー」イアン・アラン・ポール(北川眞也訳)
「オリーブ畑の永遠――シモーヌ・ヴェイユのパレスチナ解放の神学」彫真悟
「「老いたる大洋」の力を借りて――「裸のラリーズ」とパレスチナ」友常勉

★『HAPAX』既刊総目次

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