生と自然を問いなおす新たなドゥルーズ哲学――ライプニッツ、スピノザ、シェリングを探究し、ドゥルーズの思想にわけ入り、「出来事」と「生成変化」の論理と政治の生態学(エトロジー)を描き出す。もっとも期待されるドゥルージアンが放つ包括的で過激な、いま絶対に必要なドゥルーズ像の誕生!
ドゥルーズ 思考の生態学
堀千晶
¥3,200 (税別)
- 刊行年月:2022年10月
- 46判並製624頁
- 縦188mm×横125mm×束35mm
- 重量532g
- 本体価格3,200円
- ISBN:978-4-86503-155-3
目次
序|第Ⅰ部 出来事の論理 第一章 時間と真理 第二章 ライプニッツ/ドゥルーズ――神、世界、自我 第三章 カオスモスを信じること――潜在的なものの蜂起|第II部 生成変化の時間 第四章 出来事の裂開 第五章 愛の病――神の発生と崩壊 第六章 (不)可能性の世界|第III部 ノマドの政治 第七章 ノマドのテリトリー 第八章 力能の生態学 第九章 器官なき政治|結論
紹介記事
- 江川隆男氏書評「ドゥルーズ哲学を再作動させるには――〈手段〉としての哲学研究は何を〈目標〉とするのか」( 「週刊読書人」(2022年12月9日号))
- 小倉拓也氏書評「可能ではない世界を、それでも断固として譲らないこと――ドゥルーズの「実存主義」を精緻に読み解く」(「図書新聞」第3583号(2023年3月18日号))
堀千晶(ほり・ちあき)
1981年生まれ。共著に『ドゥルーズ キーワード89』(せりか書房)、『ドゥルーズと政治』(以文社)、共編著に『ドゥルーズ 千の文学』(せりか書房)、訳書にダヴィッド・ラプジャード『ドゥルーズ 常軌を逸脱した運動』(河出書房新社)、同『ちいさな生存の美学』(月曜社)、同編『ドゥルーズ 書簡その他』(共訳、河出書房新社)、ロベール・パンジェ『パッサカリア』(水声社)など。