美術と文学、思想の横断的研究で知られる著者による写真論、待望の初訳! 過去の痕跡、指標、証拠、再現/表象、複製――人間が世界を把握するための手段――としてではなく、〈世界〉がみずからを現在や未来に向けて開示することとしての〈写真〉の歴史を描く、写真史を根底から刷新する試み。さまざまな事物をアナロジーで結びつけ続ける写真の共和国への誘い。
原書:The Miracle of Analogy, or The History of Photography, Part 1, Stanford University Press, 2015.