表象16

¥2,000 (税別)

特集:アニソン的思考――オーディオヴィジュアルの可能性

表象文化論学会[発行] 月曜社[発売]

  • 刊行年月:2022年6月
  • A5判並製260頁
  • 本体価格2,000円
  • ISBN:978-4-86503-138-6
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メディアミックスの産物「アニソン」は、視覚と聴覚にうったえ、多様なファン参加を刺激する。共同討議では、音楽史やアニメ研究など複数的な視点からアニソンの諸相を照射し、オンラインのプラットフォームにおいて音+動画の可塑性が飛躍的に高まった現在のメディア環境へと接続する。翻訳は映画音響研究の泰斗リック・アルトマンの古典的論考。「フレンチ・フェミニズム」を取り上げる小特集は、差異主義・普遍主義の対立軸や英語圏との関係を再考し、カミーユ・フロワドヴォー=メトリらフランスのフェミニズムの最前線を紹介。

目次

◆巻頭言「表象文化論の確率論的揺らぎ」田中純
◆特集「アニソン的思考――オーディオヴィジュアルの可能性」
緒言:木下千花+橋本一径
共同討議「オーディオヴィジュアルの歴史における「アニソン(1960/1990)」――テレビまんが、音盤、ノスタルジー」石岡良治+輪島裕介+石田美紀+細馬宏通+橋本一径
「ムービング・リップス――腹話術としての映画」リック・アルトマン(行田洋斗訳)
◆小特集「フレンチ・フェミニズム」
座談会:相澤伸依+清水晶子+中村彩+橋本一径+木下千花
「女性の身体の回帰――カミーユ・フロワドヴォー=メトリとの対話」横田祐美子訳
ブックガイド
◆論文
「食人者のスタンス――オズヴァウヂ・ヂ・アンドラーヂにとって宗教とは何か」居村匠
「生命によって改変された宇宙としての⾃然――「個体-環境」概念のポテンシャル」宇佐美達朗
「萩原朔太郎『猫町』における「形而上の実在世界」――ジル・ドゥルーズの「超越論的経験論」との比較から」桑原旅人
「肉体とエレクトロニクスの邂逅――佐藤聰明《リタニア》における一九七〇年代初頭の実践との紐帯」原塁
「ホームレスとの協働からみるクシシュトフ・ヴォディチコ《ホームレス・ヴィークル》――機能性の考察を通して」松本理沙
「フェリビアンとド・ピールを中心としたフランス古典主義絵画論の射程――作者・自然・肖像」村山雄紀

◆書評
「団地映画は語る:今井瞳良『団地映画論』書評」桑田光平
「準安定平衡期の哲学:宇佐美達朗『シモンドン哲学研究』書評」石田英敬
「ローカルジャンルとしての日本の〈メロドラマ〉映画史の更新:河野真理江『日本の〈メロドラマ〉映画』書評」北村匡平
「閉じたシークエンスを開く:後藤武『鉄筋コンクリート建築の考古学』書評」中谷礼仁
「経験と哲学の干潟:渡名喜庸哲『レヴィナスの企て』書評」合田正人
「〈重ね合わせ〉のはざまをコナートゥスは駆け巡る:中村大介『数理と哲学』書評」近藤和敬
「世紀末ウィーンのトポロジー:古川真宏『芸術家と医師たちの世紀末ウィーン』書評」三枝桂子
「生き延び――生を脱構築する:宮﨑裕助『ジャック・デリダ』書評」高橋哲哉
「音による複数の物語:山本祐輝『ロバート・アルトマンを聴く』書評」長門洋平

表象文化論学会(The Association for Studies of Culture and Representation)
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事務局:
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東京大学大学院 総合文化研究科 表象文化論研究室内
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