挑発関係=中平卓馬×森山大道

¥2,400 (税別)

  • 刊行年月:2023年8月
  • A5判変型、ソフトカバー、288頁
  • 210mm×145mm×16mm
  • 450g
  • 本体価格2,400円
  • ISBN:978-4-86503-172-0 C0072

神奈川県立近代美術館葉山館「挑発関係=中平卓馬×森山大道」展公式カタログ(展覧会会期:2023年7月15日~9月24日)。現代写真史に大きな独自の足跡を残す二人の写真家の、若き日にともに過ごした葉山、逗子(神奈川)を起点に、世界のアートに越境的に影響を与えてきた二人の、その出発点と現在を貫く「挑発関係」の共振と発信を跡づける、初めての貴重な試み。「27歳になったばかりの中平卓馬とぼくが、逗子の海で、葉山の海で日々を過ごしていた頃の遠い夏の記憶は、ぼくとしてはまさに「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい」ということになろうか。つまり、写真家・中平卓馬と写真家・森山大道の二人は、現在も終わることなき〈挑発関係〉を続けているのかもしれない」(森山大道〔あとがき〕より)。

【本書の特徴】
◆初の二人展にもとづき、デビュー作から近作まで同時期に発表した作品が並べられている。
◆膨大な活動の中から、葉山や逗子をはじめ、横浜や川崎など神奈川県内で撮影した写真を中心に掲載。
◆雑誌や写真集が主たる発表の場であった二人の、それぞれが発表した当時の雑誌や写真集を紹介。

中平卓馬(なかひら・たくま, 1938-2015)
写真集に『来るべき言葉のために』(1970/2010)、『原点復帰-横浜』(2003)、批評集に『なぜ、植物図鑑か』(1973/2007)などがある。

森山大道(もりやま・だいどう, 1938-)最近の作品集に『Nへの手紙』(2021)、『森山大道写真集成』全5巻(2018~2021)、著作に『犬の記憶』(1984/2022)などがある。

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