昆虫の記憶による網膜貯蔵シェルター、及びアンテナ
清水アリカ

¥1,800 (税別)

4冊の小説集と1冊の翻訳書をのこして逝った作家の批評的エッセイを集成

  • 刊行年月: 2012.4
  • 46判(タテ190mm×ヨコ128mm)並製240頁
  • 本体価格1,800円
  • ISBN978-4-901477-93-2

「無能でガラクタな言葉」たち!
4冊の小説集と1冊の翻訳書をのこして逝った作家の批評的エッセイを集成した遺稿集。虫・音楽・競馬・F1・バロウズ――読み解くこと/わかることの回路を侵犯するノイズ!ノイズ!ノイズ!
附:椹木野衣との音楽をめぐる徹底対談、村崎百郎、木村重樹とのバロウズ追悼の鼎談。

清水アリカ(しみず・ありか)
1963年2月神戸生まれ。2010年9月、転移性肺がんのため死去。1990年、『革命のためのサウンドトラック』で「すばる文学賞」受賞。小説に『革命のためのサウンドトラック』(集英社、1991年)、『天国』(大栄出版、1993年)、『デッドシティ・レイディオ』(集英社、1993年)、『チャーリーと水中眼鏡』(河出書房新社、1999年)がある。翻訳にウィリアム・S・バロウズ『トルネイド・アレイ』(思潮社、1992年)がある。全小説と創作ノートなどは、『清水アリカ全集』(河出書房新社、2011年)にまとめられている。

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