20世紀美術批評の最重要論集。モダニズム芸術の中核概念である「特異性」「オリジナル」「唯一性」「原作者」「自発性」などを神話として分析し、それらによって覆い隠されている「反復」「コピー」「差異」「パスティッシュ」「展示空間」といった現実を顕わにする論争の書。美術をめぐる言説に、時代を超えて刺激を与え続けている現代の古典、改訳にてついに再刊。(原著1985年刊。『オリジナリティと反復』リブロポート、1994年刊を全面的に改訳した新版)
原著:The Originality of the Avant-Garde and Other Modernist Myths, MIT Press, 1985.