思惟の記憶 ハイデガーとアドルノについての試論
アレクサンダー・ガルシア・デュットマン

¥4,800 (税別)

大竹弘二[訳]

ハイデガーとアドルノの思考を鋭利に読み解き、20世紀ドイツ哲学の限界を検証する試み。

  • 刊行年月:2009.6
  • A5判上製416頁
  • 本体価格4,800円
  • 22cm
  • ISBN978-4-901477-47-5

古代ギリシア以来の哲学の創設をめぐるハイデガーの思惟と、アウシュヴィッツ以後の哲学の罪責をめぐるアドルノの思考。これらふたつの思想は歴史とどう向き合い、いかに出来事を名づけたか。両者との果敢な対決を通じて20世紀ドイツ哲学の限界を検証する試み。「正真正銘もっとも重要な草分け的書物」(ハーマッハー)の、待望の完訳。

原書: Das Gedächtnis des Denkens: Versuch über Heidegger und Adorno, Suhrkamp, Frankfurt am Main, 1991.

目次

序論 ゲルマーニエンについて—-アウシュヴィッツ以後〔ゲルマーニエンからアウシュヴィッツへ〕
第一部 罪責(債務)
I 運命と犠牲
II 図像化禁止と弁証法
III 状況布置と脱-構成
第二部 創設
I 原初の御し難さ
II 勃興と没落
III 名のもとにとどまること
後記 哲学者のよろめき

訳者解題
訳者あとがき
人名索引
参考文献
原注
訳注

紹介記事

  • 高橋順一氏書評(「出版ニュース」2009年9月中旬号)
  • 細見和之氏書評(「週刊読書人」2009年8月14日号)

アレクサンダー・ガルシア・デュットマン(Alexander García Düttmann)
1961年バルセロナ生まれ。哲学者。ロンドン大学ゴールドスミス校視覚文化学科教授。主な著書に、1989年『贈与された言葉』、1991年『思惟の記憶』(本書)、1993年『エイズとの不和』(月曜社刊行予定)、1996年『この世界のすべての言葉と沈黙において愛とは何か』、1997年『諸文化のはざまで』、1999年『友たちと敵たち』(『友愛と敵対』大竹弘二・清水一浩訳、月曜社、2002年)、2000年『芸術の終焉=目的』、2004年『この通り---アドルノ『ミニマ・モラリア』への哲学的注釈』、2004年『誇張の哲学』、2005 年『痕跡を抹消せよ』、2007 年『ヴィスコンティ---肉と血における洞察』、2008 年『デリダと私』などがある。

訳者 :大竹弘二(おおたけ・こうじ)
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。現在、南山大学外国語学部准教授。共訳書にアレクサンダー・ガルシア・デュットマン『友愛と敵対---絶対的なものの政治学』(清水一浩との共訳、月曜社、2002年)がある。

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