舞台芸術08

品切

責任編集=太田省吾・鴻英良

品切

特集=パフォーマンスの地政学

  • 刊行年月:2005年6月1日発売
  • A5判並製320頁カバー装
  • 本体価格2,000円
  • ISBN:4-901477-58-7

パフォーマティヴの不可能性を革新するために
問題はパフォーマティヴな身振りを、どのような現実へのどのような介入として実践するかということだ。そうした問いなくしては、身振りそれ自体はたいした意味を持ちえないだろう。
さまざまな困難のさなかに生まれた実践の試みをサーヴェイしつつ、演劇人類学の可能性を根源的に捉えなおし、パフォーマンスの領野の新たな地平を探る。

目次

インフォーム/パフォーム 太田省吾
パフォーマティヴな身振りはどこにあるのか 鴻英良

■特集=パフォーマンスの地政学■
リチャード・シェクナー インタヴュー 聞き手・解説=内野儀
パフォーマンス研究の起源と未来
言語は演劇の敵なのか 宇野邦一
「うすい」身体から「あつい」身体へ?—-ヨガブーム、朗読ブームなどにみる「日本」的身体のゆくえ 熊倉敬聡
[共同討議]行為と痕跡のポリティクス—-パフォーマンスの可能性をめぐって
豊島重之/尾崎信一郎/鴻英良/森山直人/八角聡仁
吉増剛造 インタヴュー 聞き手=八角聡仁
舞 – 台の根源に響いている音
パフォーマティヴなもののエステティクスはなぜ必要なのか エリカ・フィッシャー=リヒテ 訳=萩原健
儀礼的スペクタクルとしてのローマ喜劇 フロランス・デュポン 訳=横山義志
パフォーマティヴィティについての技術的方法論 ミデオ・クルツ 訳=エグリントンみか
『恥辱』の上演/抗議を巡る英国シーク教徒の地政学 エグリントンみか
ピーター・ブルック インタヴュー 聞き手=ジャン=ルイ・ペリエ 訳=熊谷謙介
シェイクスピアの作品において最も私の心を打つもの、その系譜の中に『ティエルノ・ボカール』はあります
伊藤キム インタヴュー 聞き手=酒井徹
劇場はもう飽きました

パフォーマンスへの視座—-創作の現場から
石橋義正/岡田利規/桑折現/藤田康城/ユン・ボヒョン
■時 評■
「不可能性の時代」の演劇—-身ぶりの政治学をめぐって 内野儀
「子供の国のダンス」便り—-「グルーヴ」以降としての「コドモ身体」 桜井圭介
新歌舞伎という古典—-岡本綺堂の作品から 小林昌廣
■連 載■
ブレヒトと方法 5 フレドリック・ジェイムソン 訳=大橋洋一・河野真太郎
やさしい現代演劇 8 川村毅
過渡期としての舞台空間—-小劇場演劇における「昭和三〇年代」 7 森山直人
■戯 曲■
『4時48分 サイコシス』 作=サラ・ケイン 訳・解題=谷岡健彦
[演出家から見たサラ・ケイン]
『4時48分 サイコシス』上演の可能性 阿部初美
徹底性と衝迫力 川村毅
彼女について 三浦基

舞台芸術研究センターとは
京都造形芸術大学(学校法人瓜生山学園)が2001年4月に開設した舞台芸術研究センターは、 舞台芸術の全創造過程を研究対象として、乖離しがちであった創造の現場と学術研究とのより有機的な結びつきを推進しています 。京都芸術劇場(「春秋座」「studio 21」)という学内劇場を活用することで、この関係が当センター独自のものとして確立され ることとなります。また、映像・舞台芸術学科を中心とした学内研究員による上演実験とその研究活動のみならず、学外の研究員や 国内外の研究機関との共同研究など、過去にない新たな舞台芸術研究のネットワークづくりを目指します。現在の日本の舞台芸術、 文化情況が狭窄的ではないかという共通理解のもと、それを解放するための多様な試みとしての『舞台芸術』を年3回刊行します。
http://www.k-pac.org 住所:〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
TEL:075-791-9437 (舞台芸術研究センター事務所)

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