舞台芸術01

¥2,000 (税別)

責任編集=太田省吾・鴻英良

特集=グローバリゼーション 

  • 刊行年月:2002年6月6日発売
  • A5判(タテ209×ヨコ148×ツカ15)並製312頁カバー装
  • 本体価格2,000円
  • ISBN:4-901477-51-X
カテゴリー: , , タグ: ,

芸術と政治がクロスする、インターカルチュラル・マガジン、創刊!

目次

創刊にあたって 太田省吾
〈9・11〉と演劇の使命 鴻英良

連載インタヴュー 観世榮夫 わが演劇、わが闘争 第一回 大振幅の歩み
聞き手=太田省吾 写真=中川道夫

アウトノーメたち 究極Q太郎
その年の十二月(失われた言葉たちの代弁者) 岸本一郎
私の隣にいるのは私たちだ 海上宏美
「帝国」の演劇に向けて—-共同討議のための基調報告 鴻英良

共同討議 グローバリゼーションと表現の現在
太田省吾/西谷修/内野儀/ピーター・エカソール/鴻英良

インド演劇におけるグローバリゼーションの衝撃 ニーラム・マン・シン・チャウドリー 訳=前田愛実
インドネシア現代演劇の盲点 プトゥ・ウィジャヤ 訳=佐々木信子

「錯誤」としての黙示録的詩学—-もうひとつのスターリン主義「アングラ」スガ秀実
珍しいキノコ舞踊団の『フリル(ミニ)ワイルド』を観て考えたことなど 熊倉敬聡
ニブロール・ワールドツアー 矢内原美邦
物と音楽—-フィリップ・ミンヤナの作品について 横山義志
「戦争/歴史」を夢見たあとに—-『ドリームタイム・イン・森下スタジオ』の触媒作用 エグリントン佐藤みか
一人宗教 可能涼介
転落の前に—-ユーゴスラヴィアの反体制演劇 エリカ・マンク 訳=戸谷陽子

シンポジウム 演劇・映像・空間 —-二つの『ニッポン・ウォーズ』をめぐって
川村毅/金村修/小林昌廣/森山直人/八角聡仁

■時 評 ■
「帝国」と演劇—-ネオリベラリズムに抗して 内野儀
テロダンス—-ニブロールと黒沢美香にふれつつ 國吉和子
身体を批評する困難 小林昌廣
コドモは判ってやらない—-日本的情緒共同体の中のチェーホフ 谷岡健彦

■連 載 ■
やさしい現代演劇 川村毅
ブレヒトと方法 フレドリック・ジェイムソン 訳=大橋洋一/横田保恵/河野真太郎

■戯 曲 ■
キッチン・カタ スルジット・パーター 訳=長島確  解説=鴻英良
京都造形芸術大学舞台芸術研究センターの活動について 八角聡仁

Kitchen Katha   Surjit Patar
The Impact of Globalization on Indian Theater   Neelam Man Singh Chowdhry

舞台芸術研究センターとは
京都造形芸術大学(学校法人瓜生山学園)が2001年4月に開設した舞台芸術研究センターは、 舞台芸術の全創造過程を研究対象として、乖離しがちであった創造の現場と学術研究とのより有機的な結びつきを推進しています 。京都芸術劇場(「春秋座」「studio 21」)という学内劇場を活用することで、この関係が当センター独自のものとして確立され ることとなります。また、映像・舞台芸術学科を中心とした学内研究員による上演実験とその研究活動のみならず、学外の研究員や 国内外の研究機関との共同研究など、過去にない新たな舞台芸術研究のネットワークづくりを目指します。現在の日本の舞台芸術、 文化情況が狭窄的ではないかという共通理解のもと、それを解放するための多様な試みとしての『舞台芸術』を年3回刊行します。
http://www.k-pac.org 住所:〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
TEL:075-791-9437 (舞台芸術研究センター事務所)

上部へスクロール
Copy link