哲学書房 出版目録
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『れんげ草だより――八ヶ岳の暮らしと子育て記

日達れんげ 著

 「いのち」が「いんげん」や「にわとり」や「僕」に生成する瞬間の輝きをとらえ、八ヶ岳の自然と人々のハビトゥスが溶け合う様が描かれ、そこに諏訪の神話の古層が露頭したりもする。海外で評価の高い女性作家の初の「きりえ作品集」。永遠に属す「線」は瞬間の表象である陰影までも内包し、エイコン、ファンタスマ論を呑む表現の可能性を拓く。

定価1,995円(本体1,900円+税5%)
A5判・上製
ISBN4-88679-514-5 C0071
 

作家・立松和平氏、激賞!
「作者はまるで、
暮らしの
錬金術師のようです。」

ヴェネチア美の創生賞
など海外での
受賞暦豊かな作家の
みずみずしい作品集

プラトンの
課題に応えて
「線」の表象可能性を
拓く


目次
はじめに
第 I 章 雪、田のしごと、そして実り
第 II 章 父の日、ひよこ、そして空手の稽古
第 III 章 タイ、ベトナム、そしてれんげ草
第 IV 章 御柱祭、原村、そして真冬の灯
おわりに  
   
れんげ頌  
立松和平 暮らしの錬金術師
著者について
日達れんげ(ひたち れんげ)

1963年、長野県岡谷市に生まれる。82年、きりえと出会う。結婚して四人の子どもにめぐまれ、86年から南信日々新聞、長野日報などに、くらしと子育てと民俗を主題とするきりえ作品の連載を始める。2000年にはアメリカ、ミシガン州で展覧会と「きりえ教室」をひらくなど海外に活動の場を広げる。02年には「王宮美学復古再生賞」(オーストリア)、「東洋現代美術賞」(ハンガリー)、「ヴェネチア美の創生賞」などを受賞し、評価はゆるぎないものとなる。

著者のことば

これは、いつも心穏やかであれ、という課題と向き合った日々の記録です。穏やかでない心は、指先を通じて、作品に表れてしまうのです。

編集者より

きりえ作品集は、書肆として初の試みです。線と表象をめぐって、ギリシア(プラトンのテーマ)、中世絵画、影絵の展開など、さまざまな問題系が浮かんで、興味はつきません。

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