暴力論叢書

他自律 多文化主義批判のために
ヴェルナー・ハーマッハー

品切

品切重版未定

文化融合主義ではない多文化主義を透視する〈解放のポリティクス〉
「暴力論叢書」第二弾!

  • 刊行年月: 2007.11
  • 46判並製カバー装200頁
  • 本体価格2,200円
  • 19cm
  • ISBN978-4-901477-37-6

文化融合主義ではない多文化主義を透視する〈解放のポリティクス〉
同一性に基づく政治には暴力に向かう性質が潜在的に備わっている。本書は、文化と野蛮のアポリア的な関係を浮き彫りにし、利己と自律に関するカント、ニーチェ、マルクス、フロイト、アドルノらの論点、さらにはチャールズ・テイラーやハーバーマスといった近年の思想家の議論を参照しつつ、「多文化主義」をより幅広い文脈の中で捉え直す。理想化と従属化、普遍主義と敵対感、自己創出と他者犠牲……これらの表裏一体化を根本的に批判し、民主主義に潜む暴力性を再審に付す。
デリダ=ハーバーマス以後の現代思想の最前線で活躍する未邦訳の重要思想家たちの星座を出現させるアクチュアルなシリーズ、「暴力論叢書」の第二弾!

「彼のテクストはきわめて印象的で、独創性に満ちており、賞賛に値する……彼の解釈の中に数多く見られる卓抜で力強い身振り。」ジャック・デリダ

原書: “Heterautonomien – One 2 Many Multiculturalisms -“, Werner Hamacher, 2003.

目次

日本語版への序文
他自律—-多文化主義批判のために
訳者解説 アフォーマティヴの思考
訳者あとがき

紹介記事

  • 十川幸司氏短評(「みすず」2008年1・2月合併号「2007年読書アンケート」)

ヴェルナー・ハーマッハー(Werner Hamacher)
1948年、ドイツのオーア=エアケンシュヴィックに生まれる。ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学(フランクフルト大学)比較文学科教授。論文の邦訳に以下のものがある。宮崎裕助訳「ヘーゲルの読解行為----「吐き気」をめぐるトロープ操作」、『SITE ZERO/ZERO SITE』No.0(特集=エステティクスの臨界)所収、メディア・デザイン研究所、2006年。清水一浩訳「(仮面をつけた芸術の終わり)」、『現代思想』七月臨時増刊号(総特集=ヘーゲル『精神現象学』二〇〇年の転回)所収、青土社、2007年。

訳者 :
増田靖彦(ますだ・やすひこ)
1967年、愛知県に生まれる。2001年、マルク・ブロック(ストラスブール第2)大学第3課程哲学科(DEA)修了。2005年、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程(哲学専攻)単位取得退学。早稲田大学文学部ティーチング・アシスタント、同助手を経て、現在、上野学園大学、学習院大学、東京電機大学、早稲田大学で非常勤講師。著書に『仏蘭西の思想と倫理』(富永厚編、共著、行人社、2001年)、訳書に『ドゥルーズ、映画を思考する』(デ・ガエターノ編、廣瀬純との共訳、勁草書房、2000年)などがある。

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