影の越境をめぐって
谷川雁

¥2,200 (税別)

坂口 博[解題]

  • 刊行年月:2022年9月
  • 46判並製268頁
  • 縦188mm×横130mm
  • 本体価格2,200円
  • ISBN:978-4-86503-150-8
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詩人にして思想家、オルガナイザーである谷川雁の初期重要作全4冊、第2回2冊同時刊行。
生を賭した大正行動隊の闘いのさなかから黙示した生と政治の根源を探究する第四評論集(初刊1963年、現代思潮社)の新訂版。
 
※谷川雁既刊書『原点が存在する』『工作者宣言』(ともに8月刊)

谷川雁(たにがわ・がん)
1923年熊本県水俣市生まれ。95年没。45年 東京大学文学部社会学科卒業。8カ月の従軍。58年、森崎和江、上野英信、石牟礼道子らと「サークル村」を福岡県中間市で創刊。60年、中間市の大正炭坑を拠点に大正行動隊を組織。61年、吉本隆明、村上一郎と「試行」創刊。62年、「自立学校」で吉本隆明、埴谷雄高らとともに講師をつとめる。80年代以降は、「十代の会」「ものがたり文化の会」などを組織し、子どもの教育にかかわる。

坂口博(さかぐち・ひろし)
1953年佐賀県伊万里市生まれ。滝沢克己・キェルケゴールなどの哲学および文学書の出版に携わる。著書に『校書掃塵』(花書院)、共編著に『「サークルの時代」を読む』(影書房)、共著『『〈原爆〉を読む文化事典』(青弓社)など。

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