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新編 燈火節(しんぺん・とうかせつ)
片山廣子=著

ジャンル :エッセイ/日本文学
四六判並製カバー装304頁
税込定価1,680円(本体価格1,600円)
ISBN:978-4-901477-38-3

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初版は昭和28年(1953年)に著者が75歳の折、暮しの手帖社より刊行されたもので、生涯唯一の随筆集。独居の晩年に新しい生活を模索し、生きながらえる者の境地、日々のあれこれをいつくしむ心情を描いた随筆集として名高い古典です。弊社では2004年、初版本の全48編を中核に、随筆と小説を網羅した大部の同名集成本を出版し(6,090円)、完売しました。今回発売するのは、初版本のハンディさに立ち返り、全48編に随筆8編を新規に加えた新編です。芥川龍之介や堀辰雄が敬慕した作家・片山廣子の真髄ともいうべき名作を、廉価版で、かつオリジナルの雰囲気を伝えるべく旧字旧かなで、改めて刊行いたします。
解説:梨木香歩。

紹介記事 
福岡伸一氏書評(「モンキービジネス」2009 Spring Vol.5「隠された棘」)
野崎泉氏書評(「天然生活」2008年12月号 ブックガイド「本を旅して」欄「みはてぬ夢と、「ピンクいろのびんばふ」」)
無署名氏書評(「朝日新聞」2008年3月2日付「読書」欄)
近代ナリコ氏書評(「北海道新聞」2008年2月24日付「ほん」欄)
松山巖氏書評(「婦人之友」2008年3月号「私の本棚」欄「食の愉しみをどう描くのか」)
大竹昭子氏書評(「KINOKUNIYA書評空間BOOKLOG」2008年2月10日付「生のメカニズムを観察する眼」)
千野帽子氏書評(「フィガロジャポン」2007年12月20日号「フィガロの読書案内202冊。:明治の女は、凛としてエッジーでした」)

目次
■燈火節:或る国のこよみ /季節の変るごとに/燈火節/三本の棗/浜田山の話/ばらの花五つ/仔猫の「トラ」/豚肉 桃 りんご/東北の家/古い伝説/大へび小へび/あけび/池を掘る/子供の言葉/コーヒー五千円/よめいり荷物/アラン島/ミケル祭の聖者/蝙蝠の歴史/地山謙/身についたもの/徒歩/二人の女歌人/「子猫ノハナシ」/トイレット/ともしい日の記念/まどはしの四月/過去となつたアイルランド文学/花屋の窓/燃える電車/四つの市/「王の玄関」イエーツ戯曲/お嬢さん/掏摸と泥棒たち/L氏殺人事件/茄子畑/林檎のうた/その他もろもろ/鷹の井戸/イエスとペテロ/たんざくの客/入浴/買食ひ/赤とピンクの世界/乾あんず /菊池さんのおもひで/軽井沢の夏と秋/北極星/あとがき
■燈火節の周辺:黒猫/五月と六月/鳥の愛/うちのお稲荷さん/うまれた家/学校を卒業した時分/歳末/新年
■解説:「狂熱」の行方----片山廣子の場合 梨木香歩

※書名・本文・目次ともに旧漢字・旧仮名遣い

著者:片山廣子(かたやま・ひろこ)(1878.2.10〜1957.3.19)
明治11年東京麻布に生まれる。東洋英和女学校卒。18歳より佐佐木信綱に師事。大正5年頃より鈴木大拙夫人ビアトリスのすすめでアイルランド文学に親しみ、松村みね子の筆名でシング、ショウなどを翻訳。森鴎外、上田敏、坪内逍遥、菊池寛らに高く評価される。室生犀星、芥川龍之介、堀辰雄らと親交があり、堀の小説『聖家族』『楡の家』のモデルとされる。歌集に『翡翠』(大正5年)『野に住みて』(昭和29年)、随筆集に『燈火節』(昭和28年)がある。

小社既刊
『野に住みて』 片山廣子/松村みね子 短歌集+資料編

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