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女性の内面的な世界を表現した『翡翠』、老いを、死を見つめた晩年の表題作ほか、全歌業を集成。
くわえて詳細な年譜、歌集評、インタビュー、同時代の証言など、貴重な資料を収載し、『燈火節』とあわせ、芥川龍之介が、堀辰雄が敬慕した、随筆家、アイルランド文学研究者、歌人であった伝説の文学者の全体像を明らかにする。
紹介記事
佐佐木幸綱氏紹介記事(「毎日新聞」2006年8月28日付夕刊文化欄「本音の〈われ〉うたった歌人」)
無署名氏紹介記事(「朝日新聞」2006年6月19日付「朝日歌壇・俳壇 風信」欄)
目次
翡翠 野に住みて
あけぼの
玉琴 拾遺 資料編:随筆・小説補遺/詩/訳者あとがき/歌集評/インタビュー/同時代人の回想 解題 年譜
書誌
解説:片山廣子の「境地」 佐佐木幸綱
著者:片山廣子/松村みね子(かたやま・ひろこ/まつむら・みねこ)(1878.2.10〜1957.3.19)
明治11年東京麻布に生まれる。東洋英和女学校卒。18歳より佐佐木信綱に師事。大正5年頃より鈴木大拙夫人ビアトリスのすすめでアイルランド文学に親しみ、松村みね子の筆名でシング、ショウなどを翻訳。森鴎外、上田敏、坪内逍遥、菊池寛らに高く評価される。室生犀星、芥川龍之介、堀辰雄らと親交があり、堀の小説『聖家族』『楡の家』のモデルとされる。歌集に『翡翠』(大正5年)『野に住みて』(昭和29年)、随筆集に『燈火節』(昭和28年)がある。
小社既刊
燈火節(とうかせつ) 片山廣子/松村みね子 随筆+小説集
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