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[新版]権力の心的な生 主体化=服従化に関する諸理論
ジュディス・バトラー=著
佐藤嘉幸・清水知子=訳

ジャンル :人文・思想
刊行年月:2019.12
46判並製288頁
本体価格3,200円
ISBN:978-4-86503-091-4

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なぜ私たちは、権力への服従を欲望してしまうのか
私たちの主体形成の過程において、社会的統制の暴力は、外側から一方的に行使されるのではなく、自分自身に「振り向くこと」、良心、自己叱責といった心的なものを通じて機能する。権力による「主体化=服従化」の過程を、フーコー、アルチュセール(権力理論)と、ヘーゲル、ニーチェ、フロイト(心的なものの理論)から徹底的に考察し、抵抗の契機を模索する。 【重要な訳語を再検討し訳文を改訂した新版】

原書: THE PSYCHIC LIFE OF POWER: THEORIES IN SUBJECTION, Stanford University Press, 1997.

目次
謝辞
序論
 情熱的な愛着
 両義性
 主体化=服従化/従属化
 心的なものの統制
第一章 頑固な愛着、身体の服従化――《不幸な意識》をめぐるヘーゲルを再読する
 ヘーゲルと自己隷属化の生産
 ポスト・ヘーゲル的主体化=服従化
第二章 疚しい良心の回路――ニーチェとフロイト
 ニーチェによる疚しい良心の説明
 フロイト、ナルシシズム、統制
第三章 服従化、抵抗、再意味化――フロイトとフーコーの間で
第四章 「良心は私たち皆を主体にする」――アルチュセールによる主体化=服従化
第五章 メランコリー的ジェンダー/拒否される同一化
 生動させ続けること――ジュディス・バトラーへのコメント(アダム・フィリップス)
 アダム・フィリップスによる「メランコリー的ジェンダー/拒否される同一化」へのコメントに対する応答
第六章 精神の始原――メランコリー、両価性、怒り

解説 主体化=服従化の装置としての禁止の法――バトラー『権力の心的な生』とアルチュセール、フーコー(佐藤嘉幸)
訳者あとがき
新版への訳者あとがき

著者:
ジュディス・バトラー(Judith Butler)

カリフォルニア大学バークレー校、修辞学・比較文学科教授。主な著書、近年の著書に、 『ジェンダー・トラブル』(竹村和子訳、青土社、1999年/新装版2018年)、『自分自身を説明すること』(佐藤嘉幸 ・清水知子訳、月曜社、2008年)、『アセンブリ』(佐藤嘉幸・清水知子訳、青土社、2018年)、『欲望の主体』(大河内泰樹・岡崎佑香・岡崎龍・野尻英一訳、堀之内出版、2019年)、『分かれ道』(大橋洋一・岸まどか訳、青土社、2019年)などがある。

訳者:
佐藤嘉幸(さとう・よしゆき)
筑波大学大学院人文社会系准教授。著書に『権力と抵抗』(人文書院、2008年)、『新自由主義と権力』(人文書院、2009年)など。
清水知子(しみず・ともこ)
筑波大学大学院人文社会系准教授。著書に『文化と暴力――揺曳するユニオンジャック』(月曜社、2013年)など。

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