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さらに冬へ旅立つために 間章著作集 III
間章=著

ジャンル :音楽・批評
刊行年月: 2014.09
四六判(タテ190mm×ヨコ133mm)上製736頁
本体価格6,400円
ISBN:978-4-86503-017-4

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ジャズ、シャンソン、プログ・ロック、パンク、現代音楽、瞽女唄……あらゆる音楽に耳を傾け、その根源を問い続け、その実践は審美的なだけではなく、そのまま言語との闘争だった。最終巻は、デビュー原稿から思想論、絶筆までを網羅。講演、初期文集など、未発表原稿多数収録。

本書刊行・「間章著作集」完結記念イベント 終了しました
「非時
[ときじく]と廃墟そして 間章」
出演:椹木野衣(美術批評家)×須川善行(編集者)
日時: 2014年11月8日(土)15:00~17:00
会場:本屋B&B(東京下北沢)
入場料 :1500円+ 1 drink order

紹介記事 
Keisuke Kagiwada氏書評(「POPEYE」2016年9月号「JJとAAの勉強」)
椹木野衣氏書評(共同通信配信2014年12月28日各紙掲載「読書」欄「今年の収穫 アート」)
椹木野衣氏書評(「ケトル」2014年12月号「REVIEW」欄)
山崎春美氏×渡邊未帆氏対談(「図書新聞」2014年12月6日号「再考一九七八——いま、間章を読むとはどういうことなのか」)

目次
essais 1969-72
シカゴ前衛派論
前兆又はシカゴ前衛派論の未明へ
開示又はエピグラフを含むジャズ円周率への接近
軌跡又は日本のジャズの未知なるものと自立への弁証法
断想
(フラグマン)=省察又はジャズ・テーゼとしての終末論への螺旋下降
絢爛たる不在の中での底止なきカタストロフィー
オブジェとしてのジャズ
 現象学的ジャズ考察の数章
闡明と現前
 アトニー現象としての音楽共感文化の闇へ向けて

sur la chanson française 1972-78
ジャズと季節についてのメモ
 ブリジット・フォンテーヌ『ラジオのように』
残酷な感性
 『ブリジットIII』
さらに冬へ旅立つ為に
 『アレスキーとブリジット・フォンテーヌ』
調書
 『アレスキー、イジュラン、フォンテーヌ』
お話——ひなげし
 『ムルージ』
物語——あざみ
 ムルージ『小さなひなげしのように』
物語——半夏
(はんげ) ムルージ『哀しみのアダージョ』
夜と雨の匂いの中で
 『ムルージ、プレヴェールをうたう』
マルセルの枯葉
 ムルージ『枯葉の街』
くちなし
 『ジャン=ロジェ・コシモン』
お話——ヴァニラ
 『ジャン=ロジェ・コシモン(2)』
青色の暗殺者 典雅な毒薔薇
 ジョルジュ・ブラッサンス『黒い噂・雨傘』
放蕩児のデカダンスとロマンティシズム
 ゲンスブール小論
暗黒のシャンソン
 セリーヌの歌について

sur le rock 1971-76
たしかに「サマータイム」をきいた
All is Loneliness
 ジャニス・ジョプリン『チープ・スリル』
ビートルズ百科・映画編
ローリング・ストーンズ論のための視座と反定理
 ローリング・ストーンズにおけるブライアンとその影

autour de Virgin 1974-75
一つの始まりと創造の円環について
 マイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』
「もう一つのロック・カルチュア」又は〈暗流〉について
 マイク・オールドフィールド『ハージェスト・リッジ』
“白日夢”とロバート・ワイアットの世界
 破壊するための夢と破壊されるための夢をめぐって
不思議の国のロバート・ワイアット
 どぶ鼠の夢とその変容をめぐって
スラップ・ハッピー
 奇想天外三人組
『White Noise 2』についての覚書

sur la musique contemporaine 1975-77
『星界のはて/Star's End』をめぐって
ハッピー・エンディング
 テリー・ライリー

sur le rock allemand 1973-76
なしくずしの共和国
 ヨーロッパの二ヶ月についての断想またはロックの変容とヨーロッパの解体
ロック[解体・再生]工房 教理・実習課程
 ドイツにおけるロックの未分化な発現への眼差
ドイツ・ロック遊星群
 ロックの異化から異化のロックへ
タンジェリン・ドリームの非境界宇宙と体験の構図そして旅
Voyage au “epsilonin malaysian pale”
 エドガー・フローゼ『青ざめた虚像』
転身の譜 夢の不可能性へ
 クラウス・シュルツェ『ブラック・ダンス』
意識体験の蟻地獄そしてカタストロフ
 『タイムウィンド』のエスパスに関する覚書とそのエスキス
ファウストの悪夢と反世界
 『ファウストIV/廃墟と青空』
CANをめぐるFragmentalなLecture and / or Rock MusicにおけるMulti-Media志向とTransformation
 『闇の舞踏会』
もう一つのロック宇宙
 『カングルー/グル・グル登場』

sur le punk 1975-79
ヘヴィ・メタル宣言
 その生き方と関わりかた、そして現在
火気厳禁 ガソリン
BeggarsとHard Treatmentへの断片的なメモとモノローグ
ニューヨーク地下王国の夏そして白夜
 まばゆいモルグ(死体置場)からのイマジナリーなレポート
ニューヨーク・アンダーグラウンドの廃墟と深い“夜”または都市ゲリラの“朝”
 パンク・ロック論のための覚書
廃墟と亡びのアナーキストそして“夜”の子供達
 ヴェルヴェット・アンダーグラウンド試論
アナーキズム遊星群
  
セリーヌとパンク・ロック/ロートレアモンとマーク・ボラン/アナーキーな記憶のなかの人たちと僕はランチに出かけてゆく/ルー・リードのアナーキー

sur les Goze 1972-73
「瞽女・姻」公演に当たって
名状しがたい明るさ
 瞽女唄のレコード化に寄せて
来たよで戸がなる 出てみりゃ風だよ
 『越後の瞽女唄』

comptes rendus 1970-79
ディスクレヴュー1970-71
世界的蓄音盤1976-78
  “意味”の権力とそして漂着物と排泄物のさなかで /音楽の流れからみた“パンク・ロック”の現象と意味について/「虚栄の市」としてのライナーノーツの仮死の身ぶりについて/「突然フルーツサンドで終るお話」/今から次の年への呪い
ディスクレヴュー 1978-79

écrits divers 1971-79
存在の終末としての休暇
(ホリデイ)
自由空間
地獄論 その1 CMCの個々そして未知の人へ
城は流れる 季節
(しじま)が見える 『エクリプス』二号への長いまえがき
北一輝 私の気がかり
半夏舎設営の言辞
半夏舎第二宣言
 未知の人々との戦列群成へ向けてのアピール
即興演奏へのお誘い
散歩・ジャズ・カザノバ
私のこの一枚
 『Céline chante Céline』
モルグ発刊の辞
〈即興〉ノート
死体置場のメモワール
フィルムと死体置場

conférence 1978
二〇世紀 音とのKONTAKTE
(接触) 同志社大学講演会一九七八年一一月二六日

premiers écrits 1968-70
愛をくぐる詩(I)
 十月の橋上の死者Yに
虚構の崩壊から失語の彼方へ
 「愛をくぐる詩」について
前衛ジャズの空間
 ジャズにおける情況論と情念論へのアプローチ
私から詩へ詩から私へ
 いかにして私は詩とはぐれそして詩と出会うか
炎の詩編
二重の黙示
 自註としてのノート
走る町
封印
刺青の午後
殉難と廃疾
 戦後の詩と詩人たち

編集ノート  須川善行
初出一覧
年譜
総目次
人名・グループ名総索引

著者:
間章(あいだ・あきら)

一九四六年八月十八日、新潟県生まれ。音楽批評家。立教大学中退。在学中より批評・コンサート制作活動を開始。音楽雑誌、新聞、ライナーノートなどに、幅広い教養と独自のレトリックを駆使した文章を発表し、音楽批評にとどまらぬ多方面に大きな影響を与えた。七二年、新潟でフリー・ジャズ、フォーク、ロックから日本の伝統音楽までを網羅する現代音楽祭「自由空間」を開催。その後も、阿部薫、土取利行、近藤等則らとの共同作業や、スティーヴ・レイシー、ミルフォード・グレイヴス、デレク・ベイリーの招聘など、フリー・ジャズ・ミュージシャン、インプロヴァイザーとの実践的なかかわりを深めていった。一九七八年十二月十二日、脳出血により死去。享年三十二。没後に刊行された著書に、『時代の未明から来たるべきものへ』(イザラ書房版、一九八二年)、『非時と廃墟そして鏡』(深夜叢書社、一九八八年)、『この旅には終りはない』(柏書房、一九九二年)、『僕はランチに出かける』(同、一九九二年)。

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