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ブランショ政治論集 1958-1993
モーリス・ブランショ=著
安原伸一朗+西山雄二+郷原佳以=訳

ジャンル :現代思想、フランス文学
刊行年月:2005.6
46判並製カバー装、390頁
本体価格3200円
ISBN:4-901477-17-X

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戦後から晩年に至る、主要な政治的テクスト群を初集成。
アルジェリア独立を阻むフランスの植民地戦争を峻厳に拒絶し、六八年五月の革命の匿名性と共同性をエクリチュールに肉化させ、ハイデガー問題やユダヤ人大虐殺について繰り返し語るブランショがここにいる。
訳者による詳細な解題を付し、生涯、一文壇にとどまらない政治的問いを生きぬいた作家の素顔に迫る。

紹介記事 
中山元氏書評(「KINOKUNIYA書評空間BOOKLOG」2007年6月1日付)
平手伸昭氏書評(「フランス文学研究」第26号〔2006年2月〕)
郷原宏氏短評(「図書新聞」2005年7月30日付2736号「2005年上半期読書アンケート」)
佐野衛氏短評(「週刊読書人」2005年7月29日号「2005年上半期の収穫から 40人へのアンケート」)
川人寧幸氏短評(「週刊読書人」2005年7月29日号「2005年上半期の収穫から 40人へのアンケート」)
合田正人氏短評(「図書新聞」2005年12月24日付2755号「2005年下半期読書アンケート」)

出版関連シンポジウムのお知らせ (終了しました)
バタイユ・ブランショ研究会 (2005年春季) ミニ・シンポジウム
「モーリス・ブランショ『政治論集1958-1993』 をめぐって----アルジェリア戦争、六八年五月、戦争の記憶」
日時・場所:2005年5月28日(土)10:00〜12:30 立教大学(東京都豊島区)5号館5124教室
(日本フランス語フランス文学会・2005年度春季大会第1日目の研究会枠で実施。入場無料)

目次
第一部(一九五八年〜一九六二年)『七月一四日』誌および『ルヴュ・アンテルナシオナル』誌の計画
拒絶 / 本質的堕落 / アルジェリア戦争における不服従の権利にかんする宣言 / 公式見解の発表 / [私はまず、次のように述べようと思います] / モーリス・ブランショからジャン=ポール・サルトルへ / [この企図の重大さ] / ベルリン / ベルリンの名
訳者解題(安原伸一朗) 文学の力----シャルル・ド・ゴールに反対するブランショ

第二部(一九六八年)学生‐作家行動委員会そして『コミテ』誌
第一章----学生‐作家行動委員会のビラ(ソルボンヌ‐サンシエ分校、一九六八年五月‐六月)
[ここで私たちが表明する連帯は] / [政府は統治してはならない] / [拒絶の力によって] / 罪 / [ユーゴスラヴィア・ラジオ‐テレビ局の代表者への手紙]
第二章----『コミテ』誌第一号----運動に貢献するために学生‐作家行動委員会が発表するパンフレット(一九六八年一〇月)
[考えられるいくつかの特徴] / 戦争状態で / 断絶を肯定すること / 〔今日〕 / 〔政治の死〕 / 〔街路〕 / 〔遺産なき共産主義〕 / [ずっと以前から] / 〔ビラ、ステッカー、パンフレット〕 / 〔新しい力〕 / 〔模範的行動〕 / 〔七月を通じて〕 / 〔時間の断絶〕 / 〔同志カストロのために〕 / 〔イデオロギー上の降伏〕 / 〔青天白日の非合法な秘密〕 / 〔マルクスを読む〕 / 運動について
訳者解説----「六八年五月」概要(西山雄二)
訳者解題(西山雄二)「明日、五月があった、破壊と構築のための無限の力が」

第三部(一九八一年〜一九九三年)ハイデガー、レヴィナス、ユダヤ教、アンテルム
既成秩序を破壊する / アポカリプスを考える / 忘れないでください / 「過剰‐工場」あるいは粉砕された無限 / 主の見守る夜のなかで / 忘れないでください! / 沈黙に捧げられたエクリチュール
訳者解題(郷原佳以)証言----記憶しえないものを忘れないこと

訳者あとがき


原著 [フランス]: "Écrits politiques : Guerre d’Algérie, Mai 68, etc. 1958-1993" 2003, Lignes & Manifestes

著者 :モーリス・ブランショ Maurice Blanchot
1907年9月22日ソーヌ・エ・ロワール県のカンに生まれ、2003年2月20日イヴリーヌ県に没す。

フランスの作家、批評家。主な著書に以下のものがある(現在入手可能なものに限る)。1942年『文学はいかにして可能か』(山邑久仁子訳、モーリス・ブランショ+ジャン・ポーラン+内田樹『言語と文学』所収、書肆心水)、1953年『私についてこなかった男』(谷口博史訳、書肆心水)、1955年『文学空間』(粟津則雄+出口裕弘訳、現代思潮新社)、1957年『最後の人』(豊崎光一訳、『最後の人/期待 忘却』所収、白水社)、1962年『期待 忘却』(豊崎光一訳、『最後の人/期待 忘却』所収、白水社)、1983年『明かしえぬ共同体』(西谷修訳、ちくま学芸文庫)、1994年『私の死の瞬間』(湯浅博雄監訳、ジャック・デリダ『滞留』所収、未來社)、1996年『問われる知識人』(安原伸一朗訳、月曜社)、1996年『友愛のために』(清水徹訳、《リキエスタ》の会、2001年)

訳者 :
安原伸一朗(やすはら・しんいちろう)

1972年石川県生まれ。1995年、学習院大学文学部フランス文学科卒業。2004年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。現在、東京大学産学官連携研究員、明治大学非常勤講師。主要論文:「収容所文学の場所----アウシュヴィッツやコルィマの物語にかんする考察」(『Re´sonances』第1号、東京大学教養学部フランス語部会、2003年)、「沈黙による分派者----モスクワ裁判をめぐるモーリス・ブランショの1937年の文芸批評」(『言語態』第5号、東京大学言語態研究会、2004年)。主要訳書:ジャン=リュック・ナンシー『無為の共同体』(共訳、以文社、2001年)、モーリス・ブランショ『問われる知識人』(月曜社、2002年)

西山雄二(にしやま・ゆうじ)
1971年愛媛県生まれ。1995年、神戸市外国語大学国際関係学科を卒業。現在、一橋大学言語社会研究科博士課程に在籍。主要論文:「拒絶と権利----アルジェリア戦争期におけるモーリス・ブランショの抵抗をめぐって」(『叢書アレテイア3』、御茶の水書房、2004年)、「生き延び・供犠・死への権利----ヘーゲル哲学における死を介した個人と共同体の問題」(『叢書アレテイア6』、御茶の水書房、2005年)。主要訳書:カトリーヌ・マラブー『ヘーゲルの未来----時間性、可塑性、弁証法』(未來社より近刊)。

郷原佳以(ごうはら・かい)
1975年東京都生まれ。2005年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。現在、日本学術振興会特別研究員。主要論文:「無気味な類似----ブランショにおけるイメージ」(『Re´sonances』第1号、東京大学教養学部フランス語部会、2003年)、「『夜のように広々とした』----ブランショとバシュラールの詩学におけるイメージ概念の相違」(『年報 地域文化研究』第8号、東京大学大学院地域文化研究専攻、2005年)。主要訳書:ジャック・デリダ『滞留----付:モーリス・ブランショ「私の死の瞬間」』(共訳、未來社、2000年)。

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